この記事のざっくり解説：
- XMは225をレバ200倍で取引可能
- 現物JP225Cash、先物JP225の違い
- XMで日経225CFDを取引する方法
- lot数の間違いに心底後悔した
XMでは為替以外にも日経225指数やダウ指数のCFDを高いレバレッジと狭いスプレッドで取引できる環境が整っています。
特に日本人でも馴染みの深い日経225指数CFDは人気が高く、多くのトレーダーが取引をし、中には大きな利益を上げている方もいます。
この記事ではXMが提供する日経225指数CFDの説明と、その具体的な方法、さらには注意点について解説しています。
[chat face=”bull-image-150×150.png” name=”おくお” align=”left” border=”green” bg=”green” style=”maru”]XMではレバレッジ200倍で日経225を取引できるので国内業者より大きな利益を上げるチャンスがあります。[/chat]
ちなみにXMのCFDについてはコチラの記事で。
XMが提供する日経225指数CFD
日経225CFDはFXと比べてレバレッジや取引時間が異なります。また現物と先物の2種類がある点など、知っておくべき情報をご紹介します。
日経225とは
日経平均として知られるNikkei 225 (JP225)は、時価総額4兆900億USDをほこり、世界で3番目に大きな証券取引所である東京証券取引所の株価指数です。
日経平均、日経、日経225と呼ばれています。
代表的な指数としてTOPIXもありますが、TOPIXは東証一部に上場している株式銘柄の全ての平均で算出される指数です。
225銘柄だけで構成される日経225は定期的に銘柄を入れ替えていく仕組みのためTOPIXよりも上がりやすい性質になります。
XMで扱う日経225CFDのシンボル
XMは海外業者のため日本語名の日経平均という銘柄名ではなく、『JP225』という名前の銘柄で提供しています。
日経225CFDのロットと利益金額
日経225CFDの1lotの取引金額は約2万円になります。
ダウ30CFDは1lotが200万円を超えるので100倍以上の大きな差があります。
なぜ同じ1lotでこれほど違うかは、この記事の最後の方「なぜ1lotの金額がこれほどまで違うのか」で解説しています。
まずは1lotでどれくらいの利益が出るのか、利益算出を覚えておきましょう
日経225CFD(JP225)
- 1lotで100円取ると、100円の利益
- 100lotで100円取ると、10000円の利益
ダウ30CFD(US30)
- 1lotで100ドル取ると、100ドルの利益(約11000円)
- 100lotで100ドル取ると、10000ドルの利益(約110万円)
日経225CFDとダウ30CFDは100倍の差があるので、『JP225の100lot』と『US30の1lot』はほぼ同額である、と覚えたほうが早いですね。
※日経225、ダウ30の指数が同じ20000台である場合
必要証拠金の計算
XMでは口座ごとに1～888倍のレバレッジ設定ができますが日経225などのCFDは銘柄ごとに個別のレバレッジが設定されています。
そのため必要証拠金はFXとは別の計算になります。
[box05 title=”日経225の証拠金率”]
日経225の証拠金率は0.5％
これはレバレッジ200倍です
[/box05]
具体的な証拠金を例をとって計算してみましょう。
実際のCFDの必要証拠金は『ロット数』×『コントラクトサイズ』×『オープン価格』×『証拠金率』という計算式で求められます。
各用語の解説や、コントラクトサイズや必要証拠金をどこで参照するかはコチラの記事で解説しています。
注文画面にて『ロット数』『オープン価格(約定価格)』を取得
XM公式サイトCFD情報の株価指数ページにてJP225Cashの証拠金率を取得。
情報を再確認して計算します。
[box05 title=”日経225の必要証拠金”]
『1』×『1』×『20560JPY』×『0.5％』＝102JPY
[/box05]
このように算出できました。
20560円の日経225を1ロット取引するにはわずか102円の必要証拠金でよいという結果です。
このようにJP225Cashはコントラクトサイズが非常に小さいので『1』とか『2』の最小取引数だと非常に小さな取引単位になります。
リスクは小さいので初心者が初めてCFD取引をするに適しています。
逆にそれなりの利益を得ようとするのであれば『100ロット』『500ロット』の取引が普通になります。それが悲劇になりかねないのが困った点です。（後述）
日経225CFDの取引時間
FXの場合は土日を除く24時間取引可能ですが、日経225CFDの場合は取引時間が予め決められています。
CFDの中でもほぼ1日中取引可能な流動性が高い銘柄ですが、東京市場が閉じた直後や早朝などは短期間にせよ取引不可能な時間帯があることを覚えておきましょう。
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日経225CFDには現物と先物がある
XMでトレードできる日経225CFDは1つだけではありません。
『JP225Cash』と『JP225-隔月』の2種類があります。
『JP225Cash』は現物CFD、『JP225-隔月』は先物CFDで取引期限がJP225の後に表記されています。
日経225指数は次のようなシンボルで表記されています。
- 現物CFD ： JPN225Cash (CFD Cash）
- 先物CFD ： JPN225-SEP19 (CFD Future）
Cashとは『現物』の意味であり、『-SEP19』とは隔月を意味しています。
日経225の現物と先物の違い
現物CFDである『JP225Cash』と先物CFDである『JP225-隔月』は一見同じような商品に見えますが、次のような違いがあります。
- 現物は取引期限がない、
先物は期限がある - 現物はスプレッドが狭い、
先物はスプレッドが広い - 現物は(買いなら)配当金が貰える
先物は配当金はもらえない - 現物はマイナススワップ、
先物はスワップはない
ここでは先物と現物については軽く触れていますが、現物と先物の違いについてはコチラの記事で詳しく解説しています。
現物は低スプなのでデイトレにオススメ
現物CFDである『JP225Cash』のメリットは先物よりもスプレッドが狭いことです。
スプレッドが狭いということはそれだけ取引コストが安いということなのでデイトレに適した商品と言えますね。
逆に注意しなければいけないのが『スワップ』です。
日々ポジションを保有しているとスワップが取られてしまいます。
基本的に現物CFDポジションは買いでも売りでもマイナススワップを支払わなければいけません。そのためスイングトレードにはあまり向いていないです。
先物はスワップがないのでスイング向け
現物とは逆にマイナススワップがないのが先物CFD『JP225』のメリットです。持ち越しコストがないので現物よりスイングトレードに向いています。
ただ気をつけなければいけないのは先物CFDには『取引期限』があることです。
『JP225』は3ヶ月間という期限が定められており、期限の最終日『満期』になると自動的にポジションは強制決済されてしまいます。
取引期限はXM公式サイトのCFD銘柄：株価指数ページ中段のタブ『カレンダー』に記載されています。
主にDEC(12月)、MAR(3月)、JUN(6月)、SEP(9月)が区切りとなっていますね。
（画像をクリックすることで拡大できます）
[chat face=”bull-image-150×150.png” name=”おくお” align=”left” border=”green” bg=”green” style=”maru”]色々覚えることがありますが、とりあえず1lotの金額だけには注意しておきましょう。[/chat]
[chat face=”bull-image-150×150.png” name=”おくお” align=”left” border=”green” bg=”green” style=”maru”]スプレッドの狭い現物JP225Cashをデイトレするのであれば他の条件は特に気にしなくても大丈夫です。[/chat]
XMtradingで日経225をトレードする方法
MT4/MT5を利用してトレードする方法を紹介します
JP225をMT4に表示させる
MT4/MT5をインストール直後には『JP225Cash』や『JP225』は気配値表示に表示されていません。
そのため取引しやすいよう気配値表示に追加します。
JP225を追加する方法(MT4)：
- どこでもよいので気配値を右クリック
- メニューから『通貨ペア』を選択します。
- 一覧表示される中から銘柄を選択
現物『JP225Cash』は「CFD Cash」一覧にある
先物『JP225-隔月』は「CFD Future」一覧にある
①気配値表示のどこでもよいので右クリックします。
②表示されるメニューの中から『通貨ペア』項目をクリックします。
③通貨ペアリストが表示されます。
この一覧の中で現物は「CFD Cash」に、先物は「CFD Future」にあります。
現物CFD『JP225Cash』をダブルクリック。もしくは選択して右メニューの表示をクリックする。
先物『JP225-隔月』をダブルクリック。もしくは選択して右メニューの表示をクリックする。
JP225をMT5に表示させる
MT5の場合もやり方は同じですが項目名が微妙に違います。
JP225を追加する方法(MT5)：
- どこでもよいので気配値を右クリック
- メニューから『銘柄』を選択します。
- 一覧表示される中から銘柄を選択/『表示』をクリック
現物『JP225Cash』は「CFD ＞ Cash indices」一覧にある
先物『JP225-隔月』は「CFD ＞ Futures ＞ indices」一覧にある
①気配値を右クリックするのは一緒です。
②MT4の場合は「通貨ペア」でしたが、MT5の場合は『銘柄』をクリックします。
③通貨ペアリストと同じ銘柄ウィンドウが出ます。
ここで現物CFDは『CFDs ＞ Cash indices』のリストにあります。
先物は『CFD ＞ Futures ＞ indices』のリストにあります。
特に先物は3ヶ月ごとに表示し直さなければいけないのでやり方を覚えておいたほうがいいですね。
JP225をトレードする
表示させたJP225Cash,JP225を右クリックすると『新規注文』ができるようになります。
『新規注文』をクリックすると「オーダー画面」になります。
各項目：
- カウントダウン(成行)か、指値注文を選べます
- ロット数です。JP225は100lot以上が標準になります
- ストップ注文です。ex:20300
- 利益確定注文です。ex:20800
- 買い、売り、どちらかをクリックで成行注文が執行されます。
紫色でくくったのはJP225のコントラクトサイズです。
注文さえ通ればあとはFXと同じです。ポジションを保有したら成行決済するなり、利益確定かストップロスのどちらかが執行されるまで保有するなどで対応します。
日経225CFD取引の注意点
マイナススワップは大きな問題ではありませんが、特にロット数の差に注意が必要です。絶対に確認し、覚えておきましょう！
現物のマイナススワップに注意
現物CFDである『JP225Cash』は翌日に持ち越すとマイナススワップが付与されます。買いでも売りでも同様です。
そのためデイトレなどの短期売買に利用したほうが良いですね。
もしスイングトレードをするのであれば満期の期日に注意しつつ先物CFD『JP225-隔月』の方を取引したほうがいいでしょう。
JP225は取引サイズが小さく、ロット数が多くなる
上述のJP225必要証拠金計算方法でも紹介しましたが、JP225の1lotの取引金額はわずか2万円程度になります。
[box05 title=”日経225の取引金額”]
『ロット数』×『コントラクトサイズ』×『オープン価格』＝取引金額
『1』×『1』×『20560JPY』＝20560JPY
[/box05]
これはあまりにも取引金額が小さく利益も損失も小さくなってしまいます。
実際に現実的な利益をあげようとするのであれば『100lot』『500lot』の取引が自然になってくるでしょう。
反面、ダウ指数のUS30Cashなどは1lotの取引金額は200万円以上になります。
この1lotの取引金額の違いをきちんと理解していないと日経225を100lot取引している癖が抜けずにダウを100lot取引してしまう間違いを引き起こしてしまいます。
ダウ100lotとは2億円以上の金額です。
XMのハイレバレッジでは少額の証拠金でポジションが立ってしまうのです。この間違いはしてほしくありません！
[chat face=”bull-image-150×150.png” name=”おくお” align=”left” border=”green” bg=”green” style=”maru”]上2画面は銘柄名が違うだけなので、意外と気づかずやってしまうのです・・・[/chat]
[chat face=”bull-image-150×150.png” name=”おくお” align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]US30の100lotは2億円以上の取引金額です！約定するとスプレッドだけで数万円もっていかれます！[/chat]
なぜ1lotの金額がこれほどまで違うのか
日経225のJP225Cashとダウ平均のUS30Cashという取引されやすい2銘柄。
この2つはそれぞれ単位が「円」と「ドル」と違っています。
円は他の通貨よりも単位の価値が小さいです。
1円と1ドルでは100倍近い差になります。これが原因です。
通貨単位の価値が100倍の差になっているため、総合的な取引金額も100倍の差になっています。1円と1ドルの差がそのまま現れていますね。
株価指数の1lotについてです。
| 指数 | 1lotとは？ | 1lotの取引金額 | |
| JP225Cash JP225先物 |
1lot＝日経225×1円 | JP225Cashが20000円なら 1lotは20000円の取引 |
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| US30Cash US30先物 |
1lot＝ダウ×1ドル | ダウが20000ドルなら 1lotは20000ドルの取引 日本円換算（1ドル＝110円） 220万円の取引となる |
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まとめ：日経225CFDは現物でデイトレを
CFDを利用することで日経225の株価指数の動きもトレードのチャンスにすぐことができます。
特にXMはレバレッジ200倍という日本国内業者にはありえないハイレバレッジで取引することができます。
リスクオフの暴落や、日銀介入での暴騰をハイレバレッジで上手く取れれは数万円の証拠金で数十万円の利益を狙うことができます。
反面、1lotの取引金額が違うことでロット数の入れ間違いで取り返しのつかない間違いをしてしまう可能性もあります。
しっかりと取扱に慣れて200倍のハイレバ勝負に利用しましょう！
[box03 title=”日経225CFDトレードまとめ”]
日経225CFDの特徴
- 日経225CFDは大人気銘柄
- XMならレバレッジ200倍でトレードできる
- 1lotの金額は2万円と非常に小さい
- 日経225CFD「100lot」とダウ30CFD「1lot」がほぼ同じ
日経225CFDの注意点
- 現物「JP225Cash」と先物「JP225-隔月」がある
- 現物はマイナススワップが付くのでスイング不向き
- 先物はスプが広く、3ヶ月の取引期限がある
- lot数の間違いによる他銘柄の誤発注は最大限の注意を！！！
[/box03]
[chat face=”bull-image-150×150.png” name=”おくお” align=”left” border=”green” bg=”green” style=”maru”]lot数入れ間違いに最大の注意を払いつつ、200倍のハイレバレッジでデイトレ勝負をしましょう！[/chat]
[box04 title=”CFD取引のフローチャート”]
- XMのCFD取引は日本業者のそれより圧倒的によい
- CFDには現物と先物がある。その違いについて解説
- CFD証拠金計算方法を徹底解説【用語解説付き】
- XMで日経225CFD(JP225)を取引する知識と具体的方法（今ここ）
- XMでダウ平均(US30)取引する方法と注意点
- XMで原油(OIL)取引する方法【必要証拠金と注意点】
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