インディケータは、チャートを見やすくし、将来の価格の予想をしやすくする
インディケータとは、「チャートを見やすくし、将来の価格の予想をしやすくする」するためのツールです。
たとえば、上のチャートと、下のチャート、どちらが近い将来の値動きが予測しやすいでしょうか?
勘のいい方なら、「赤い線を下に割り込まない限りは、どうやら上に行きそうだ」。「だけど、赤い線への下攻めが始まっているので、赤い線を下に割り込むのは時間の問題かもしれない」。と、そこまで読み取れるかもしれません。
これが、チャートの「見やす化」です。
日本だけで人気のあるインディケータより世界で人気のを
そして、世界中のトレーダーが使っているインディケータは、自己予言実現的になります。すなわち、人気のあるインディケータが「下にいきそう」なことを示唆すれば、多くのトレーダーは買いを控えるので、本当に下に行ってしまう、ということです。
なので、インディケータは数あれど、まずは、世界レベルで人気のあるインディケータから、使い方をマスターしていきましょう。ともすれば、FXトレードの世界においても、日本人はガラパゴス化のきらいがあるのです。日本だけで人気のあるインディケータには、当然、自己予言実現能力はありません。
★インディケータ人気世界ランキング
- 1位:単純移動平均線
- 2位:一目均衡表の雲
- 3位:フィボナチリトリースメント
インディケーター:単純移動平均線の使い方
レートの直近の任意の期間の単純平均値の推移を表す曲線です。期間25の単純移動平均線なら、直近25期間のレートの平均値が、どのように推移するか?を見ます。
単純移動平均線の出し方は、こうです。
単純移動平均線をメニューから挿入する方法
ツールバーの【挿入】⇒【インディケータ】⇒【トレンド】⇒【Moving Average】の順に選択していきます。
単純移動平均線(Moving Average)は5、25、75がよく使われる
Moving Averageの設定ウインドウが開いたら、移動平均線の種類は【Simple】(単純)を選択して下さい。
【期間】は、
5:Blue青
25:Red赤
75:Yellow黄
というふうに、3つの期間の単純移動平均線3本を作成し、期間の長さごとに、スタイルの【色】を変えるとよいでしょう。
先の赤い単純移動平均線だけだったときよりも、さらに法則性が「見える化」されたと思いませんか?
単純移動平均線(Moving Average)が示すシグナル
単純移動平均線は複数使うことによって相場が買いであるのか、売りであるのかのシグナルを発生させます。
赤い単純移動平均線よりも、黄色の単純移動平均線の方が、値動きを跳ね返す力が強いです。青い単純移動平均線も、レートが急騰しているときと、逆に急落しているときは、値動きをきれいに跳ね返してることが分かります。
期間を、5・25・75に設定するのは、そのように設定してチャートを見ているトレーダーが、世界中にたくさんいるからです。他のトレーダーも、この期間設定の単純移動平均線を意識しているのです。
その結果、値動きが単純移動平均線に接近すると、いったん跳ね返えされるような動きをすることが多くなるわけです。
下図では、◎印のところで、値動きが赤い移動平均線に三度跳ね返されているのがお分かり頂けると思います。
買いエントリーする場合は、この水準にストップ値を入れるのが、セオリーとなります。
逆に、売りエントリーする場合は、この水準を割り込んだタイミングでエントリーするのが良いでしょう。
単純移動平均線(Moving Average)をチャートから削除する
インディケータを削除するには、ツールバーから【チャート】⇒【表示中のインディケータ】を選択して下さい。
「表示中のインディケータ」設定ウインドウが開くので、消したいインディケータを選択、【削除】ボタンを押して下さい。
実際の取引のフローチャート
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