XM MT4 でのフィボナッチの使い方
直近高値を100%、直近安値を0%としたとき、現在の水準が何%まで「戻したか?」を分かるように補助線を引くインディケータです。
これも、一目均衡表の雲と同様、海外トレーダーに利用者がとても多いです。
移動平均線、一目均衡表と同じく世界標準のインディケーターと言ってもいいでしょう。
ということは、日足の一目均衡表とフィボナチリトリースメントの2つをトレードの判断基準にすれば、それだけで勝率はかなり上がります。
フィボナッチリトリースメントの表示は、ツールバーの【挿入】⇒【フィボナッチ】⇒【リトリースメント】の順で選択します。
あとは、直近高値を始点として、直近安値までをドラッグするだけです。
最初に直近高値をクリックし押しっぱなしにしてカーソルを動かします。
すると高値を始点にカーソルにつながって、6つの平行線がくっついてきますので、それを直近安値でクリックします。
指定し終わると下のようになります。
直近高値を100として、61.8、50.0、38.6、23.6、0.00のラインができます。
これらがフィボナッチという黄金比に基づいた割合の線になります。
フィボナッチを引いて、相場の戻りの目安にする
フィボナッチは、自然界の森羅万象に共通する数学的な黄金律で、相場の世界では、38.2%と50%と61.2%がマジカルナンバーです。このいずれかの水準で「戻り」の値動きが止められることが多いのです。
ちなみにフィボナッチとは人の名前です。イタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチが見つけたフィボナッチ数列に由来しています。
FXトレーダーの永遠のテーマ、利確の水準(リミット値の決定)に、大きな威力を発揮します。
つまり、
手堅くいくなら:38.2%戻しの水準で利確
普通にいくなら:50%戻しの水準で利確
欲張るなら:61.8%戻しの水準で利確
すればよいのです。
各水準で、3分の1ずつの枚数を利確するなど、応用もできます。
ちなみに、100%戻すことを「全戻し」といいます。直近高値から、直近安値を経て、直近高値まで値を戻してしまうケースです。
100%以上の、161.8%、261.8%、423.6%戻しもある
フィボナッチは0-100の中でも戻りを示したインディケーターでしたが、実は100%以上の戻しにも設定されています。
100%以上においては
161.8%
261.8%
423.6%
がMT4ではデフォルトで設定されています。
これもフィボナッチの黄金比から導き出されたレートでもあります。
100%以上の値でフィボナッチを使っている人はあまりいませんが、過去の相場の戻りからさらに上昇したときなどは節目にフィボナッチが当たっていたということがたくさんあるので、是非試しておくといいでしょう。
フィボナッチリトリースメントは、単純な手法ながら、数学的かつ群衆心理的な黄金律であり、世界中のトレーダーが意識しているので、トレードの実戦においても、ピタッとその水準で止まることを目の当たりにすること、しばしばです。
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