この記事のざっくり解説:
- XMの出金優先順位の内容
- 入金額以上の出金ができる方法について
- なぜ出金優先順位が設定されているのか
- XMの安全性が優先順位で証明できる
この記事ではなにかと面倒なXMの出金ルールについて解説します。
XMでは様々な出金方法が用意されていますが、それぞれ使える方法に順番がつけられた『出金優先順位』が設定されています。
これは各出金方法に順位が定められており、利用者はその順位を守らなくてはいけません。
わかりやすく図にするとこのような流れとなります。
具体的な順位と理由を解説してきます。
現在の『出金優先順位』
現在の出金優先順位は具体的に下記の通りになっています。
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1つ1つ詳しく見ていきましょう。
第1優先はクレジット/デビットカード
まず一番に優先されるのはクレジットカード・デビットカードです。
以前に一度でもクレジットカード・デビットカード入金を使っていた場合は、その入金額までクレジットカード・デビットカードで出金をしないと他の選択肢が使えません。
クレジットカード・デビットカードの出金とは、具体的には購入キャンセル扱いになります。
またクレジットカード・デビットカードの出金においては入金額以上の出金はできません。
第2優先はビットコイン
次に優先されるのがビットコインです。
以前に一度でも仮想通貨ビットコイン入金をしていた場合、その入金額同額までを出金しないと他の選択肢が使えません。
またビットコインの出金においては入金額以上の出金はできません。
ビットコインの価値は常に変動しますが、入金した時点で算出された金額が参照されます。
つまり3ヶ月前にビットコインで10万円相当の入金をして、現在ビットコインの価格が2分の1や2倍になっていたとしても、10万円の出金が必要となります。
そもそもXMでは仮想通貨のまま口座に入金することはできず、入金時点で法定通貨(円、ドル、ユーロ)に両替されるので、レートについては気にする必要はありません。
第3優先はE-Wallet(bitwallt、sticpay)
そして次に優先されるのがbitwallt、sticpayです。
bitwallt、sticpayはE-Wallet、つまり電子マネーとして分類されます。
こちらはクレジット/デビットカード入金・ビットコイン入金を入金額まで出金し終わった場合、もしくは両方とも使っていなかった場合に使えるようになります。
またbitwallt、sticpay両方とも入金額以上の出金はできません。
第4優先は銀行電信送金
一番優先度が低いのが銀行電信送金になります。
これまで紹介した『クレジット/デビットカード』『ビットコイン』『E-Wallet』の3種類の入金方法を過去に利用していた場合はその入金額全額を出金した後、もしくはこの3種類を利用していなかった場合において、銀行電信送金が利用可能になります。
こちらの銀行電信送金では入金額以上の出金が可能です。つまり利益が出た場合は銀行電信送金によって出金ができます。
国内FX会社では一番メジャーな銀行送金が一番優先度が低いというのは違和感があるかもしれませんが、これは仕方の無いことです。
まとめ:全部入金元に戻してから銀行送金しよう
簡単にまとめると
銀行以外の入金したら全部入金元に戻して、それから銀行出金しよう
こんな感じになりますね。
クレカだろうが、仮想通貨だろうが、電子ウォレットだろうが、銀行送金以外の入金をしたら全額入金元に戻す!
AMLのルールは厳しくなることはあっても緩くなることはほぼありませんので、入金元へ戻すという原則は今後も変わらないでしょう。
それでも残った金額(利益)については銀行電信送金を使って出金しようってことになります。
[box02 title=”出金優先順位まとめ”]
- クレジット/デビットカード
- ビットコイン
- E-Wallet(bitwallet,STICPAY)
- 銀行電信送金
[/box02]
そもそもなぜ優先順位があるのか?
こんな面倒な出金優先順位がなぜ設定されたのでしょうか。
面倒に感じられるかもしれませんが、理由を知れば納得し、逆に優先順位が無い業者の方が怖いと感じるようになるでしょう。
アンチマネーロンダリング (AML)のため
これらの出金優先順位が設定されるのは、アンチマネーロンダリング (AML)、アンチテロリズムのためです。
XMのような複数の入金・出金システムを持っている業者というのは、資金移動の中継点になれるため、悪意を持った犯人や其のグループがお金の出処を誤魔化そうとあちこちに資金を移動するマネーロンダリングに使われるリスクがあるのです。
実際に出金優先順位やカードやビットコインで入金額以上の出金ができるようになれば、不正取得した資金をカードや匿名性の高い仮想通貨へ流して、当局が追跡できないようにできる可能性があります。
そういったことを未然に防ぐためにマネーロンダリング対策の一環としてクレジットカードやビットコインの入出金を厳しくしているのです。
他の業者では出金できるところもある?
こういった話をすると他海外FX業者を使っている人から、他の業者ではカードやビットコインで利益以上の出金ができる!という話も聞かれます。
しかし上述のアンチマネーロンダリング (AML) ルールは海外のきちんとしたライセンスをもっているFXブローカーであれば共通です。
XMであれば次のように決められています。
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出金依頼された資金は入金に利用した手段 (入金元)へのみ出金・返金処理されるのは海外といえどFXブローカーとして当然です。
それすら守られていない業者というのは、単に「カードや仮想通貨でたくさん出勤できる便利な業者」ではなく、「ルールを守っていないリスキーな業者」であるのです。
残念ながら海外FX業者の中にはきちんとしたライセンスを取得せず、社内コンプライアンスもゆるゆるな悪質業者が存在します。
そういった業者を使ってマネーロンダリングまがいのことをやっていると、どうなってしまうかわかりませんよ。
厳しさは安心の裏返し
上述のようにXMの出金優先順位というのは確かに煩わしいものですが、それはマネーロンダリング対策のためであり、XMがきちんとルールを守っている証明でもあるのです。
規制が多くなって使いにくさはあれど、安全性のほうが重要です。
現にXMは出金関係のトラブルはほとんど聞かれません。
むしろこの出金優先順位を知らないためにクレジットカード入金していながらカード出金せずにbitwallet出金をしようして失敗。『XMは詐欺業者だ』と叫ぶ早とちりさんが多いのです。
”最終的には銀行送金”を覚えておけばいい
ここからは私個人の感想です。
色々と面倒な出金優先順位などがありますが、上記のAMLを知っていれば
- 出金する場合は原則入金元に戻す
- 最終的に出金するのは銀行電信送金になる
これらが分かると思います。
時々STICPAYのように利益以上の出金ができる場合もありますが大体はすぐにできなくなってしまいます。
よって利益部分の出金は最終的に『銀行電信送金』になるということをちゃんと知っておけば特に混乱することはありません。
銀行送金すらできなくなったなんて状況は今までありません。
出金先の銀行はどこがオススメか
XMは一部銀行への出金ができません。具体的には下記の銀行です。
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それ以外のメガバンクや海外送金ができる地方銀行などでは送金が可能です。
ただしメガバンクや地銀などは海外から送金を受けるのに毎回申請が必要だったり、手数料がべらぼうに高かったりと使い勝手が悪いです。
個人的にオススメなのはネット銀行です。
其の中でも手数料の安い『ソニー銀行』『住信SBIネット銀行』を利用したほうが良いでしょう。
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