XM口座で日経やダウの1ロットの取引量と証拠金

XM 使い方ガイド

各口座で1枚の取引量が違う!

XMではトレーダーの資産状況や取引量に合わせて口座の種類を3つに分けています。

それぞれ

  • マイクロ
  • スタンダート
  • ZERO

があります。

それぞれ簡単な説明をすると

  • マイクロ・・・資金量が少ない、ハイレバトレード向け
  • スタンダート・・・マイクロより資金量があり、余裕を持ったトレード向け
  • ZERO・・・ボーナスやキャンペーンの対象外だが、スプレッドが狭い

となります。

例えば次のような使い方が良いですね

マイクロ口座利用例:
1万円、数万円”だけ”を入金し、ハイレバレッジトレードで一気に資金を増やすトレードをする

ZERO口座利用例:
使いやすいMT4機能を生かして、スキャルピングメインでZERO口座でトレードをする

 

[chat face=”bull-image-150×150.png” name=”おくお” align=”left” border=”green” bg=”green” style=”maru”]ただ、ぶっちゃけZERO口座は手数料があるので見かけほど安くありません。使っている人は少数派です。[/chat]

 

注意点:取引ロット数の間違え

このように用途別に使い分けることができて非常に便利なXM口座。

しかし口座の仕様が違うために、大きな注意点があります。

それは「取引ロットの間違いです」

 

マイクロとスタンダートは100倍差

例えばマイクロ口座とスタンダート口座は同じ1ロットでも100倍の違いがあります。

マイクロ口座のつもりでスタンダード口座を利用していると、ロット数は同じでも100倍のトレードをしてしまうことになります。

実例を挙げましょう。

マイクロ口座で1000通貨取引をしようと1ロットを取引します・・・しかし間違えてスタンダード口座で1ロットを取引してしまいました。100倍の量、つまり10万通貨を一気にトレードしてしまうのです。

ポチポチとナンピン買いをしようと1,000通貨の買指値を段階的に入れていたつもりが、間違えて10万通貨単位で買い下がっていったのです。

100倍のトレードです

当然証拠金が100倍ないと口座は維持できません、利用した口座を間違えたばっかりにロスカットをくらうことだってあるのです(私です・・・)

そうなると莫大な損が出るので、本当によく確認しましょう!

 

XM「ロット⇔枚数」換算表

下記がXMの各コースにおける1ロットの枚数になります。

1枚は10,000通貨単位です。

マイクロ口座 スタンダード口座 Zero口座
FX 1ロット 0.1枚(1,000通貨) 10枚(10万通貨)
1枚取引には 10ロット 0.1ロット
最大取引量 10枚 500枚
最小取引量 0.001枚 0.1枚
CFD ダウ 1ロット=1Dow枚 トレード不可
日経225 100ロット=1ミニ
1,000ロット=1ラージ枚
トレード不可

 

XMの「枚数」換算のキモは、

◇ 1ロット=10枚(スタンダードの場合)

◇ 100マイクロ=1スタンダード

◇ 1枚=10,000通貨単位

‥‥これだけです。

これさえおぼえておけば、あらゆる局面で、ロット数に迷いが生じた際に、応用が利きます。

ただし、CFDについては、銘柄ごとに取引単位が異なるので、逐一、XM公式サイトのCFD仕様を確認するか、憶えてしまうしかありません。

代表的な株価指数CFDとして、

◇ ダウ   1ロット=1Dow枚(ドル建て)

◇ 日経225 100ロット=1ミニ枚 / 1,000ロット=1ラージ枚

を憶えておけば十分でしょう。

MT4の前回数値が記憶される機能が曲者

さらに、XMはCFDも取引できますが、MT4のCFDは、銘柄ごとに取引単位が異なっており、混迷を深めています。

たとえば、同じ株価指数でも、ダウと日経225では取引単位が異なります。

しかも、MT4の仕様で、前回の取引数量が「数量入力欄」に残っているのが、おそろしいのです

取引単位の小さい日経225(CFD)を500枚トレードした後に、ドル円をトレードしようとして、うっかり数量欄を修正するのを忘れたままオーダーすると、500枚のポジションが立ってしまいます。通常のFX会社であれば、証拠金不足で取引拒否されるのですが、レバレッジ888倍のXMではポジションが本当に建ってしまいます。

すぐに反対売買してもスプレッド負けで約10万円損しますし、一気に逆の方向に持っていかれた際には、とんでもないことになります。

XMがハイレバレッジ故のヒューマンリスクです。

マイクロ⇔スタンダード間、FX⇔CFD間の「枚数」のちがいについては、くれぐれもご注意下さい。

 

ちなみにXM3タイプの口座。

マイクロ、スタンダード、ZEROのさらなる詳しい比較や、注意点はこちらの記事です。

XM口座タイプの比較表(マイクロ、スタンダート、ZERO)
XMでは3つの口座種類が用意されているXMではトレーダーの資産状況や取引量に合わせて口座の種類を3つに分けています。それぞれ マイクロ スタンダート ZEROがあります。各々の口座の比較表はこの記事の一番下にまとめておきます。3つ口座がある...

 

1lotは3タイプの口座でいくらの取引になるのか?

なんといっても基本は「1lot」

この1lotがいくつになるのかを把握しておくことが大切です。

代表的な為替や指数がそれぞれ(マイクロ、スタンダード、ZERO)においていくらの取引になるのかを把握しておきましょう。

 

FXではマイクロとスタンダードで100倍差

1lotはいくら? マイクロ口座 スタンダード口座 Zero口座
FX ドル円 1000通貨 10万通貨
ユーロ円 1000通貨 10万通貨
ポンド円 1000通貨 10万通貨
豪ドル円 1000通貨 10万通貨

FXに関してはマイクロ口座とスタンダード口座の差が100倍ととにかく大きいのでチェックはしっかりとしておきましょう。

マイクロ口座において取引量がスタンダードの100分の1になっていることがわかるように銘柄名にmicroがついています。例えばドル円(USDJPY)だったらUSDJPYmicroになっています。

FXの取引ペアにおいて:

マイクロ口座においては1lotは1,000通貨(※

スタンダード口座とZERO口座において1lotは10万通貨です。

※銘柄名にmicroが付く

 

CFDでは取引銘柄で100倍の違い

CFDにおいてはマイクロ口座と他口座においてレバレッジの差はありません。

XM公式サイトにて各銘柄のレバレッジ(必要証拠金率)が定められています。

倍率は予め決まっていますが、相場急変が予想される場合は変更されることもあります。XM公式サイトのCFD仕様を確認する癖をつけておきましょう。

株価指数の1lotについてです。

指数 1lotとは? 1lotの取引金額
CFD 日経225 1lot=日経225×1円 JP225Cashが20000円なら
1lotは20000円の取引
ダウ 1lot=ダウ×1ドル ダウが20000ドルなら
1lotは20000ドルの取引
日本円換算(1ドル=110円)
220万円の取引となる

ポイントはやはり日経225CFDのJP225Cashですね。

このJP225Cashだけは1lotの取引金額が2万円(日経225が2万円時換算)程度と、他銘柄よりも100倍近く小さくなっています。

理由としては単位が「円」だからですね。円は他の通貨よりも単位の価値が小さいです。1円と1ドルと1ユーロでは100倍近い差になります。これが原因です。

対してダウは1lotの取引金額が220万円(ダウが2万ドル時換算)となり、日経よりも100倍以上になっています。1円と1ドルの差がそのまま現れていますね。

これをきちんと理解していないと日経225を100lot取引している癖が抜けずにダウを100lot取引してしまう間違いを引き起こしてしまいます。ダウ100lotとは2億円以上の金額です。XMのハイレバレッジでは少額の証拠金でポジションが立ってしまうのです。この間違いはしてほしくありません!

CFD株価指数にて:

JP225Cash(日経225CFD)は1lot、約2万円のトレード

US30Cash(ダウCFD)は1lot、約220万円のトレード

 

原油CFDも口座でレバレッジは変わらない

 

指数 1lotとは? 1lotの取引金額
CFD 原油 1lot=100 Barrels 原油が5000ドルなら
1lotは5000ドルの取引
日本円換算(1ドル=110円)
55万円の取引となる

 

原油も基本は株価指数CFDと同様です。

取引単位は1ドルなので、1lotの取引金額はJP225Cashよりはるかに大きくなっています。

ただし原油などの商品先物CFDには満期があります。

こちらもわかりやすく銘柄名のあとに満期期日が記載されており、JUL19なら2019年6月期日、MAY19なら2019年5月期日に設定された先物であることがわかります。

商品先物CFDにて:

OIL-(満期月)は1lot、約55万円のトレード

銘柄名の後に満期の月が記載されている。

満期を迎えると自動決済されることに注意

 

貴金属CFDはマイクロとスタンダードで100倍差

貴金属CFDはCFDの中でも唯一、マイクロ口座で取引量が小さくなる銘柄です。

貴金属CFDの1lotについてです。

1lotはいくら? マイクロ口座 スタンダード口座 Zero口座
CFD Gold 1oz 100oz
Sliver 1oz 100oz

 

貴金属CFDはFXと同様に、マイクロ口座で取引量が100分の1になっている銘柄名に「micro」が記載されているので銘柄名を見ればすぐにわかりますね。

貴金属CFD:

Gold、Sliveの1lotの取引金額

マイクロ口座において1lotとは1oz(※

スタンダード口座とZERO口座において1lotとは100oz

※銘柄名にmicroが付く

 

最後に

いくつもの口座を併用していたり、別業者から移動してきたばかりだと取引量を間違えることをやりかねません。

取引量をしっかりと覚えている自信がなければ、まず最小単位の取引をしてlot数を確認してみるのも手です。もちろん間違えたらすぐに反対売買してスプレッド損だけにとどめておくべきです。

小さい方に間違えるのであれば、利益も損失も小さくなるだけなのでまだ良いですが、大きい方に間違えると一気に利益も損失も100倍になります。

利益が出る方に相場が動いてくれればいいですが、大概間違えた時は逆方向へ行ってしまうことが多く、損失も100倍になることが多いです。最終確認はしっかりと自分の目で!

 

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